香味豊かな宮ゆずをたっぷり使った加工品
日本人にとって昔から親しまれてきたゆず。
その爽やかな味と香りは料理やスイーツ、お茶などあらゆるものに利用されてきた。
ゆずの生産地である宇都宮市新里町で柚子園を営む床井さんは、ゆずを果皮やパウダー、果汁に加工し、ゆずドレッシングやゆずパウダー、ゆずジャム、ゆず七味、ゆず塩などに展開。
世の中にゆずの商品は数あれど、床井さんの商品はなんといってもゆずの量が半端なく多い。ゆず農家が作るからこそ、ぜいたくな味わいを堪能できるのが自慢だ。
北緯36度の光と風が育む新里町の柚子園
ゆずの産地としては高知県や愛媛県などが知られるが、実は寒冷地での栽培に適している。
そして、北緯36度に位置する宇都宮市では冬の冷涼な気候に育まれ、北限の産地として昔から栽培されてきた。
とりわけ新里町には、今も1000本のゆずの木があるという。床井さんは10年前に父親から柚子園を受け継ぎ、地域創生アグリビジネスとして一念発起。六次化をはじめ、イベントや視察も積極的に受け入れ、情報の発信基地になりうる柚子園を目指している。
日本の伝統的な香り「ゆず」の文化を受け継いでいく
飛鳥、奈良時代から日本で栽培されていたという記録が残るゆず。
床井さんは「日本の食文化を代表する香りです」と語り、ゆずの付加価値をさらに高めるべく、イベント開催などさまざまなアイディアを膨らませている。
さらに、「5月中旬ごろから咲き誇るゆずの可憐な花も素敵ですよ」と話す床井さん。なんと、ゆずの花のハチミツも採蜜しているそうだ。最近では化粧品や健康食品など幅広い用途での利用もみられるゆず。その魅力を味わいに床井柚子園に出かけてみたい。
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