ワイン造りに地域活性化への願いを込めて
数年前から「太平山南山麓友の会」の有志で活動を始めた「ワイン俱楽部」の代表を務める藤野晴彦さん。
もともとはワインについてあまり知識もなかったと言うが、今ではすっかりワインの魅力の虜だ。
ぶどう狩りのハイシーズン以外も、この「ぶどう団地」を訪れる人が楽しんでもらえるようになれば、またぶどう農家がワイン醸造をできるようになれば、大平町のさらなる地域活性化につながると力を込める。
土地の恵みを存分に詰め込んだ地域限定の一杯
太平山南山麓からの山雫で育ったぶどう100%の『山雫ワイン』シリーズは、大平町ぶどう団地内にある「西山田農産物直売所(かかしの里)」で販売している地域限定商品。
地元イベントで試飲・販売も行っているが、通常はこの地に赴かなければ味わえない一品だ。
水はけのよい土壌、年間晴天率の高さ、温暖な気候・・・。ぶどう栽培に適した栃木市大平町の自然の恵みを存分に受けた赤ワイン、ぜひ味わってみてほしい。
ぶどうの味わいの違いを楽しめる単一品種ワイン
栃木市大平町西部、太平山南山麓に広がる「ぶどう団地」。
明治末ごろにぶどう栽培が始まり、現在は北関東最大級と言われるぶどう団地だ。
ここを拠点に活動するNPO法人「太平山南山麓友の会」が手がけるワインは、大平町産の単一ぶどう品種で醸造したオリジナルワイン。
マスカットベリーAを使い、軽めの渋みが楽しめるミドルボディワイン『山雫ロッソ』と、赤ワインの代表品種メルロー
で醸造した『山雫メルロー』、マスカットベリーAのスパークリングワイン『山雫ブランノアール』の3種類。