樹木を知り尽くした”植木屋さん”が醸造するワイン
樹木の生産・卸業を行う造園業を営む中で、事業の一つとしてのワイン部門。
きっかけは、会長の宇賀神喜一さんが趣味で始めたブドウ栽培。実家が果樹園農家で、子どもの頃の思い出のブドウ。「自分で作ったブドウを食べたい」と、植木生産の経験とノウハウを活かし、栽培を開始した。植物栽培のプロが手掛けたブドウのできがあまりにも良く、「ただ食べるだけでなく、ワインに加工してたくさんの人にも味わってほしい」という思いで、本格的にワイン部門を立ち上げた。
「おいしいワインはおいしいブドウから」
1つのタンク容量2000Lが可能な発酵タンクが6つもあるワイン工房。
立ち上げ当初は委託醸造だったが、2018年に自社醸造に漕ぎつけた。夏の暑さと収穫期の寒暖、そして砂壌土質の沖積土。風味と香りを追求した自社醸造ワインは、自然の恩恵を受けた土地で有機堆肥を使い、減農薬で、大切に愛情込めて育てられたブドウから造られる。火入れ殺菌しない方法で、ブドウ本来の味をいかしたフレッシュでフルーティーな味わいの日本ワイン。
研究心を忘れることなく、年を重ねるごとにより良いワイン造りを心がけている。
日光連山を望む農場で育ったブドウから造られる
「おいしいワインはおいしいブドウから」をモットーに、自然豊かな環境に自社のブドウ農場を持ち、そこで栽培された完熟ブドウのみを使用。
赤ワインを代表する専用種で、上品でエレガントな風味を持ち、広く愛されている品種『メルロー』。ヨーロッパを中心に栽培され、白ワインを代表する深みのあるワイン専用種『シャルドネ』は、糖度も高く、コクのワインに仕上がる。