自分たちの育成した農作物を届けたい
「アサヒファーム」の関連会社で壁画やステンドグラスなど、デザイナーとしてデザインや制作に携わっていた高木さん。
一年を通して昼夜の気温差の大きいこの地は、農作物を作るのに適した場所。
「自分たちで作った農作物を、安心しておいしく食べてもらいたい」という思いで、栃木県農業大学校の未来塾で1年間勉強し、平成25年春、イチゴ栽培を始めた。
平成26年7月には、法人として設立。ファームの代表としてイチゴの育成と販売、いちご狩りなど意欲的に取り組む。
未曽有の災禍で生まれた新商品
「とちひめ」「スカイベリー」「なつおとめ」など栃木のイチゴのほか、希少な「真紅の美鈴」など、おいしいイチゴの品種が多数。しかし新型コロナウィルスの影響拡大のため、イチゴ狩り事業の休業を余儀なくされた。「せっかく大切に育てたイチゴを捨ててしまうのはかわいそう。どうしたら消費者の手元に届くか」と考え、おいしさをそのまま届けられる『そのまんまシリーズ』を考案。細胞を壊さないよう短時間で冷凍し、素材そのものを新鮮なまま届けることが可能になった。
摘みたてイチゴをそのまま瞬間冷凍
低農薬・できるだけ有機的な肥料による栽培で育てた、自家農園の摘みたてイチゴや季節のフルーツを、フレッシュなまま瞬間冷凍した”そのまんまシリーズ”。イチゴのみのパッケージ『サクサクいちご』と、イチゴにブルーベリーなどを盛り込んだ『サクサクフルーツMIX』をセットにした。イチゴだけのセット品も販売している。
凍ったままサクサク噛める。素材そのものなので、ヘルシーで濃厚。
そのまま食べてもよし、オリジナルデザートに加えてもよし。楽しみ方も味わい方もいろいろ。