めずらしさとおいしさで注目を集める
有機栽培に取り組みたいと、サラリーマンを辞め就農した元澤鋭州(としくに)さん。
干しいもを作り始めた当時は「玉豊」という品種が一般的だったという。そのころ「べにはるか」という品種が新たに登場し、すぐに栽培をスタート。干しいもにしたところ、甘みが強くしっとりとした食感で、人気が出始めた。敷地内には直売所もあり、2種類の干しいもを販売している。
手間ひま惜しまず育てる有機栽培のサツマイモ
有機JAS認証を取得し、サツマイモ栽培から加工、販売まで行う「もとざわ有機農園」。
サツマイモは9~11月の間に収穫し、貯蔵。12~2月に干しいもへの加工を行う。現在は妻の洋子さんやパートさんたちと、サツマイモの生産から加工まですべて手作業で行っている。有機栽培のため、収穫後の畑には麦を撒いて害虫を抑え、堆肥を入れるなど土作りにも工夫しているという。
焼き芋のおいしさをそのまま干しいもに!
栃木県足利市で、自家農園で有機栽培した「べにはるか」を干しいもに加工して販売している「もとざわ有機農園」。
手がけている干しいもは2種類。1種類は、蒸したサツマイモを干す一般的な作り方。もう1種類がこちらの『焼き芋の干しいも』だ。オーブンでじっくり焼くことで、サツマイモの甘さを凝縮。焼き芋の香ばしさも相まって、干しいもの新たな魅力を楽しめるおいしさに仕上げている。